岡山県要約筆記団体連絡会は県内地域14団体で構成されている要約筆記者の集団。聴覚に障害のある人、とりわけ中途失聴・難聴の人たちのコミュニケーション支援、情報保障の活動に取り組んでいます。活動している人数は岡山県登録要約筆記者180名、要約筆記奉仕員約70名。それぞれが地域の要約筆記団体へ所属。登録要約筆記者は、障害者総合支援法による意思疎通支援者としての役割を担っています。会は1985年(昭和60年)に発足、2022年で36年を迎えます。
聴覚に障がいのある人たちの困難さを理解するとともに、要約筆記団体の活動をとおして聴覚障がい者の自立と社会参加の促進を図ります。県内要約筆記者の情報交換・交流と要約筆記技術の向上に努めることを目的としています。
会は会長、副会長、会計、監査、庶務からなる役員会と地域団体の代表者を運営委員とする運営委員会を設置しています。現任研修への参加、地域団体の活動における課題を報告し合い、それらを要約筆記団体として共有し、解決に向けて検討する場としています。
地域団体で行う定例会(学習会)、県が実施する現任研修に参加し、「権利擁護のための要約筆記」「通訳としての要約筆記」という専門性の高い役割を果たせるよう、知識や技術の向上に努めています。
岡山県聴覚障害者センター、岡山県内市町村からの意思疎通事業における業務を受託し、要約筆記者の派遣を行っています。また民間団体や一般企業様に対しても要約筆記者の派遣を行っています。
さまざまな行事に参加し、難聴の人たちとともに活動しています。
岡山県障害者スポーツ大会に専門ボランティアとして参加しています。
岡山県要約筆記者養成事業に指導講師団として参加、講座の運営に協力しています。
また市町村が実施する要約筆記奉仕員養成事業の講師も担っています。
聴覚障がい者に関係する会議などに関係者、支援者団体として参加しています。
私たち要約筆記者が専門職にふさわしい役割を果たし、社会の期待や信頼に応えるため要約筆記の行動規範としての「要約筆記者の倫理綱領」に基づいて活動をしています。
岡山県要約筆記団体連絡会
〒700-0807 岡山市北区南方2丁目13-1
岡山県総合福祉・ボランティア・NPO会館(きらめきプラザ)4階
会長 佐藤聡子